「生産性向上」とは ~目的と取り組みのポイントを徹底解説!~

[記事公開日]2017/10/04

生産性向上とは

「うちの会社の社員はみんな真面目なのに、どうして利益が出ないんだろう・・・」と悩まれてる経営者の方は多いのではないでしょうか。

利益を出すためには「生産性向上」がポイントになります。

「生産性向上って作業を効率化することですよね?」と言われることが多いのですが、実は生産性向上とは単に作業を効率化するということではありません。

それでは、生産性向上とはどういったことなのかを分かりやすくご説明したいと思います。

 

「効率化」とは

生産性向上を理解する前に、まずは効率化とはどのような事なのかを理解する必要があります。

例えば、購買部門の担当者の仕事で10時間かかる作業があるとします。

システムを導入したり、購買工程を簡素化したりすることで、仕事の結果は同じままで作業時間を6時間で出来るようにしたとします。

これは「効率化」です。

作業の質を落とさずに、短い時間で出来るようにすることを「効率化」と言います。

 

「生産性向上」とは

それでは、「生産性向上」とはどういったことを言うのでしょうか。

生産性向上とは、効率化によって生み出された時間を使って新たな価値を作り出すことです。

例えば、先程の例でお話しました「10時間の作業を6時間に効率化」した場合を考えてみましょう。

作業時間が10時間から6時間になったということは、新しく作業ができる時間が4時間出来たということになります。

この効率化によって出来た4時間を使って、新たな価値を生み出すことが「生産性向上」です。

効率化は単に時間を短縮するだけですから、新たな利益は生み出しません。

 

生産性向上の目的

つまり、効率化をするだけでは利益は出ないのです。

効率化は新たな価値を生み出すための「時間」を作り出す作業です。

効率化によって作られた「時間」を有効に活用して、新たな「利益」を生み出すことが「生産性向上」の目的なのです。

 

生産性向上のために必要なもの

「すぐにでも生産性向上に向けて取り組みたい!」と思われるかもしれませんが、生産性向上をするためには必要なものがあります。

これらがなければ、表面だけの活動になり、結果に結びつかずに終わってしまう可能性があります。

それでは、生産性向上のためにはどういったものが必要なのかを一つ一つ見てみましょう。

 

経営理念

経営理念

生産性向上のためには「経営理念」を明確にする必要があります。

「経営理念が大事とよく聞くけど、経営理念って何?」と思われている経営者の方も意外に多いかもしれません。

経営理念とは、経営者が会社の活動を通じて実現させようとしている信念や理想のことをさします。

「会社の存在価値」といっても良いかもしれません。

会社が何を目指して活動しているのかを理解するために、社員全員が経営理念をはっきり理解しておく必要があります。

生産性向上も働き方改革も「経営理念」が全てのスタートになります。

 

ビジョン

ビジョン

ビジョンとは、経営理念を実現するための10年から20年先の会社の具体的な姿です。

経営理念は概念ですから、それを実現させるためにはどのような企業になればよいのかという具体的な理想の姿を決める必要があります。

 

 

方針

方針

ビジョンを達成するために、次に「方針」を決めます。

方針とは1年~3年単位の目標です。

先程の10時間かかっている作業を6時間に短縮して効率化をしたという例を使ってご説明します。

ビジョンを達成するには、新たな付加価値を生み出す作業(4時間)をしなければいけないと分かったとします。

現状の業務の流れを整理して、自社の強みや弱点などを把握した結果、10時間かかっている作業を6時間に短縮することで、付加価値を生む作業のための4時間を作り出す必要があると判断しました。

これが「方針」です。

ビジョンを実現するために業務や経営環境の分析を行い、何が必要なのかを決めることが「方針」を決めるということになります。

 

生産性向上のためのアクションプラン

アクションプラン方針が決まったところで、「10時間かかっている作業を6時間にすること」と「新たな価値を生み出す4時間の作業を始める」ためのアクションプランを決めます。

現在おこなっている事業を「従来業務」、今後新たに取り組む事業のことを「チャレンジ業務」と呼びます。

従来業務とチャレンジ業務の両方のアクションプランを決めます。

 

事象

まずは従来業務に要する時間を明確にします。

 

原因

次に不効率になっている要因を洗い出します。

原因は出来るだけ多く考えることがポイントになります。

 

課題化

出来るだけ多く挙げた原因の中で、特に一番大きな原因となっていると考えられるものがどれかという仮説を立てます。

 

方策

一番大きな原因であると思われるものに対しての方策を立てます。

方策は、いつからいつまでに行うといった開始と終了を決め、誰が、何を、どのようにするという具体的に検証が出来るようなかたちで決めることが重要になります。

 

検証

方策を実施後は、進捗状況の確認や効果の検証をおこなわなければいけません。

未達成の項目がある場合は、次なる方策を立てる必要があります。

 

 

まとめ

中村秀和社労士最近、「働き方改革」という言葉を耳にされる機会が増えました。

働き方改革の本当の意義は、単に残業を削減することでもなく、休暇を増やすことでもありません。

一人一人が自らの働き方について考える機会を作り、主体的になって仕事の幅を広げること、やれることを増やすこと、そして最終的な到達点は新たな付加価値を生み出す力を身につけることなのです。

その為の生産性向上です。

生産性向上とは時間当たりの効率を上げることではなく、効率を上げた上で自身の仕事にゆとりを作り、そのゆとりができた時間を用いて新たなチャレンジ業務に取り組む時間を増やすことだと考えています。

 

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